MarryMe!Marry

わたしが既婚者になるまでの記録

彼とのこと(お見合い後8回目)

出会ってすでに9カ月。

実はクリスマスもバレンタインもホワイトデーも通過していたのです。

 

特に変化もなく食事友達となっていた私たちですが、彼の誕生日がやってきました。

誕生日。。。

 

何かプレゼントを用意すべきか?

 

プレゼントを買えることが嬉しくて、なににするかそれはもう考えました。

結局プレゼントは父の日っぽいものになりましたが、素敵なイタリアンも予約しました。

個室で、雰囲気のあるモダンなイタリアンです。

予約の際誕生日であることを告げると、「デザートに花火をのせられますがどうしますか?」とのこと。

無理無理無理無理。

ただでさえ素敵なイタリアンが場違いです。

この上花火なんて打ち上げられたら(打ち上げない)ドン引きされます。

むしろ私がドン引きです。

 

 待ち合わせをして、(こんな顔だっけ。。。まだ覚えられない)と思いつつ、素敵なイタリアンを楽しみました♡

プレゼントも渡していい感じ♡と思っていたら、なんと花火ののったデザートが!

花火!いらないっていったのに!のってる!バチバチしてる!ドン引き!

と思ってハラハラしていたら、なんと素直に嬉しそうな彼が。

「すごいな~」って素直かよ。

 

実は気が付いていたのです。

この人、人の目を気にしないんだなと。

 

私が花火が嫌だった理由は、周りからどう見られるか気になるから。

別に花火に問題があるわけじゃない。

 むしろ誰の眼にも触れない一人なら、花火だって嬉しい。

でも人からなんて思われるか気になる。。。

そう思うと花火なんて勘弁して!となるわけです。

でも彼は周りを気にしないで花火を喜んでる。

私、この人のこういうところが好きかもしれない。

好きというよりは、羨ましいのかもしれないけど、でもこの人のこういうところがいいと思える。

初めて条件以外でいいと思えるところができたのでした。

結婚を意識した出来事

相談所に入会したきっかけは、もうそろそろ結婚する年齢かな?と思ったからでした。

 

思えば昔から恋愛に対する温度が低い私。

加えて盛り上がるのに時間がかかるので、そもそも短期決戦のお見合いには向いていないのかもしれません。

年齢的に出会いがお見合いであれそうでなかれ、次に付き合った人とは結婚するのだと思っていました。

 

しかし7年もの時は流れ、彼氏ができることも、真剣交際に発展することもありませんでした。

あれ?これはもう私結婚できないんじゃない?

どうするの?

このまま仕事を続ければ一人で生きてはいける。

でも一人で私生きていけるの?

女性は35歳でぐっと選ばれることがなくなると言います。

私も35歳になるとき、もう私の人生に結婚というイベントは起こらないんだと言い表しようのない不安に襲われました。

 

幸か不幸か、まだ独身の友達もおり冗談半分で(でもちょっと本気で)一緒に住む家を買う?なんて話もしました。

 

私も不安でしたが、私以上に不安だったのは家族だと思います。

ある日母親に「あなたがかわいそう」といわれました。

これが私が結婚を意識した出来事です。

私は彼にプロポーズをされる直前まで彼の存在を家族に話したことはなかったのですが(そして7年もお見合いをしていたので、家族もまさか私が特定の人と何度も会っていると思わなかった)、この出来事は彼とすでに出会った後の事で、この一言がきっかけでもう結婚しよう、と決意が固まりました。

 

私から見ると母の結婚生活も決して順風満帆ではなかったと思うのですが、それでも母は結婚した人生の方が幸せで、一生ひとりで生きていく私は「かわいそう」なのです。

この先ひとりで生きて行く娘のことが心配でたまらなかったのでしょう。

親から見れば、精神的に弱く、傍に支えてくれる人がいなければ生きていけそうにない娘が、自分たちがいなくなった後、どうするのかと私同様に不安だったのだと思います。

娘の立場からだと、母が結婚した自分の人生は「幸せ」だと思えているのなら、嬉しいことです。

 

兄弟は、私が家族が大好きすぎるので、親がいなくなったら私が立ち直れないと思っているようです(自分でもそう思います)。

だから、いつかそうなったとき一緒にいてくれる人ができてよかったと言われました。

 

彼がどれだけ頼りになるかわかりません。

でも傍にいて、支え合える存在になればいいなと思います。

 

彼とのこと(お見合い後7回目)

もしかしてプロポーズされちゃうんじゃない?

 

彼は相変わらず忙しいようです。

無性に焼肉が食べたかった私は、友達に断られ彼を誘うことにしました。

でも忙しいんだよな。。。(気を遣いすぎる性格)。

ということで、

・彼の家のそばで(実際には家を知らないので、家の近くに焼肉屋さんある?と聞いた。どんだけ焼肉食べたいんだよ!)

・焼肉のみで解散プランにしました。

 

焼肉はおいしい。

彼が鶏肉が好きだとか言ってる横で私はやっと焼肉を食べることができました。

焼肉奉行の私はどんどん肉を焼いては自分と彼に取り分けます。

 

このころにはもうだいぶ打ち解けており、楽しく焼肉を食べることができました。

それにしてもやけに鶏肉好きをアピールしてきます。

もしかして私の料理の腕に期待してる?と頭をよぎりますが、無視して肉に集中です!

肉を焼くならまかせろ!米はいらん!

 

肉を焼いていたら、すっかりプロポーズの事なんて忘れていました。

手すらつないだことがないので、なんなら友達のノリです。

仕事の愚痴を言い合いながら、肉を焼く。

すっかり友達ですね。友達なら気楽でいいかもしれない。

私たち、友達になれるんじゃない?

 

このときもしかしたらごちそうしてくれるかも?と期待して、帰り際トイレに行ってみたりしましたが、安定のワリカンでした。

やっぱ友達?

 

焼肉に満足し、アイスを食べていたころ彼の電話が鳴りました。

焼肉直前まで仕事をしていたと言っていたので、仕事の電話かな?と思い静かに待っていると、なんとお父様でした。

なんでも仕事に行ってくると言って家を朝出て、そのまま仕事をしてから焼肉に来たので、帰りが遅いのを心配して電話してきたのだとか。

 

過保護かよ!

私のテンションは一気に下がったのでした。

 

結婚前に確認したこと

私は何事も形から入るタイプ。

 

お仲人さんからお返事がきました。

・趣味に使うお金は年に数千円ほど(これは間違っていて、年にではなく1回あたりだった)

・宗教は仏教

・他に心配なことがあったら聞いてね!

とのこと。

 

もういいんじゃない?

条件は完璧じゃん。

何も言われてないし、におわされてすらないけど。

むしろお仲人さんが「何か言われた!?」ってガンガンにおわせてくるけど。

7年目にして初めて出会った条件ぴったりの男性だよ。

 

さすがにそれは嘘だな。

身長は足りないし、ダサい。

でもそれくらいは我慢なんじゃない?

見た目に関しては人の事言えた義理じゃないし。

それになにより浮気はしなさそうだし。

見た目はあんまりタイプじゃないけど、私のタイプはお見合い市場にはいないし。

そのうち見慣れるよね。

 

手すらつないでないけど?

っていうか、私に興味ないんじゃない?

私のひとり相撲なんじゃない?

プロポーズなんてされなかったりして。

でも貯金額教えてくれたし(私から聞いたわけじゃないから!)。

 

私はもともと熱しにくいタイプで、スタートに時間がかかるタイプ。

きっと好きになれる(気がする)。

 

なによりもう一からお見合いしたくない。

ファーストコールなんて死んじゃう。

時間もない。

そう!時間がない!だってアラフォーだから!

 

 

 

 

結婚前に確認したいこと

彼ったら私と結婚する気なんじゃないの?

と思い、私は急に焦りだしました。

 

なんせ7年間も実りのないお見合いを続けていたのです。

もはや惰性、ルーチンワークです。

そんな私にいきなり突きつけられた「結婚」の現実。

自分に何の準備もできていないことに気がつきました。

結婚てなにすればいいの?

 

結婚?なにそれ?おいしいの?と思っていましたが、どうやらこれは現実のようです。

もちろんお見合いですから、だいたいのプロフィールはわかっています。

それにこれまで6回の面接で得た情報を合わせます。

名前、勤務先、最終学歴、家族構成、年齢、年収、友人関係、趣味、住所。。。

あと何を確認すればいいの?

 

私は焦って友人に聞きまくりました。

結婚するなら何を確認しとくべき?

 

私がこれに追加して知りたかったのは

・借金の有無

・宗教

・趣味に使うお金

 

・借金の有無

 →相談所のプロフィールには年収欄はありますが、借金欄はありません

  これは自分で聞き出すしかないのです(それでも嘘をつかれたらわかりませんが)

・宗教

 →私の父がとある宗教を嫌っており(若いころ嫌な思い出があるらしい)その宗教は絶対にNG

  私もごくごく普通の仏教徒(初詣にも行くし、クリスマスも祝うし、お盆とお彼岸にはお墓参りに行く)なので、新興宗教には抵抗がある

・趣味に使うお金

 →私は彼の趣味について全く詳しくないので、どのくらいお金が必要なのかわからなかった

 

これ以外に確認しとくことは!?

と聞いて回ったところ

・貯金額

・同居の要不要

・前科

 

前科は自分では絶対に思いつかない項目でしたね。。。

同居についてはどこに住む問題の時に「親と住む気はない(近くに住むけど←私的には許容範囲)」と言質を取っていたので問題なし。

 

 

でも聞きにくい!どうすればいいの!そんなときの相談所!

このころ頻繁に連絡をくださっていたお仲人さんに「どうやって聞けばいいか?」と聞いたところ、私が先方の相談所に聞いてあげる!とのことで、私は完全に乗っかることにしました。

 

婚活サイトと相談所の違いは、こういうところなのかと思います。

そもそも彼が嘘をついていればどうしようもありませんが、聞きにくい質問を誰かに聞いてもらえるのは助かりました。

 

貯金額についてはこの後彼が自らゲロったので、相談所経由で趣味に使うお金と宗教について聞いてもらうことにしました。

(前科はないものと推定しました)

 

 

彼とのこと(お見合い後6回目)

次の予定はすんなり決まりました。

 

どこか行きたいところありますか?と聞かれたので、

・車で1~2時間で行けそう(まだ忙しいと聞いていたので、無理して出かけてほしくない)

・それなりにドライブが楽しめそう(メインイベントがドライブになりそうなので)

・出かける目的がある(だらだらドライブは嫌)

という観点から、海鮮を食べに行くことにしました。

 

行きの車内ではずっと仕事の話をしていました。

仕事の話が嫌な人もいると思いますが、私は嫌ではなくむしろ人の会社の話を聞けて面白いと思います。

それにやはり男性は仕事の話が好きな人が多いと思います。

(仕事の話が好きというか、ほめられたい願望?)

7年もお見合いをしていれば、褒めるのも慣れたものです。

 

彼は運転が下手です。

片や私は(自分で言ってしまいますが)運転がうまく、いまだに彼の運転にはイライラハラハラします。

曲がるところを間違えたり、スピードが遅かったり、とにかく下手くそなのです。

それでも二人で出掛けるときは極力彼に運転をお願いします。

彼が明らかに寝不足の時や、私が車を出した方が効率的な時は私が運転しますが、やはり男性は「男ぶりたい」ようで、彼が車を出すというのです。

そういうときは素直に「お願いします」となります。

 

さて、目的のものを食べ、海岸沿いをなんとなくドライブし帰路につきました。

帰り道ではまた「どこに住みたいか」話をしました。

(後からわかるのですが、彼的にはこの時点で結婚は決定事項だったそうです。お仲人さんにもそれはサインよ!と言われました。そうなの?)

さらに彼の転勤の可能性(単身赴任でお願いします!欧米なら会社を辞めてついて行きます!)、結婚後のお金の使い方まで。

 

このころから彼は私と結婚する気なのでは?と思い始めていました。

どうやら忙しいのは本当なようで、その中でもやりくりをして時間を作ってくれる。

私ならもう結婚なんてどうでもいいから寝かせてくれ!という状況だと思います。

そんな中でも時間を作ってくれるというのは、私と結婚したいからなのでは?

並行してるんじゃ?とも思いましたが、この忙しさでは無理でしょう。

真剣交際ステータスで何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、この時点でお見合いからすでに半年経過しており、会うペースは1~2カ月に1回のみで彼の気持ちがまったくわからなかったのです。

 

でもたった6回しか会ったことない人と結婚するの?一週間にも満たないよ。

結婚てそんなもんなの?

私この人の事なにも知らない。

結婚するなら、もっといろいろ聞かなきゃ!と意識したのでした。

 

 

 

 

元彼のこと②

時はさかのぼります。

 

途中途切れたりしつつ、7年間お付き合いした彼がいました。

7年という期間に因縁を感じますが、高校1年から大学4年の7年間です。

 

彼は高校の先輩で、地元の花火大会に一緒に出かけたことが付き合うきっかけでした。

彼は2歳年上だったのですが、大学で地元を出ることになり私たちは遠距離恋愛となりました。

 

当時から一人が好きだった私は、遠距離になっても長期休みのときに会える関係を結構気に入っていました。

ある日、携帯にメールが来ました(まだガラケーでラインなんてない時代)。

 

「あなたの彼氏浮気してますよ」

 

差出人は彼です。

恋愛には疎い私ですが、事情を察しました。

彼は大学で彼女を作り、その彼女が彼の携帯からメールをしてきたのだと。

 

彼の承知のもとメールをしているのかはわかりません。

しかし浮気をしているのでしょう。

不思議と腹も立ちませんでした。

年に数回しか会えない彼女より、近くにいる彼女の方がそりゃいいだろうと思ったのです。

遠くの親せき、近くの他人です。

 

私はもう終わったんだな、と返信もしませんでした。

しかしそれからも彼からは何事もなかったように連絡が来ます。

彼の知らないところで彼女が私にメールを送ってきていたことを察しますが、何事もなかったように連絡を取り続けました。

そして彼が帰省したとき「新しく彼女ができたなら別れたい」と告げました。

なにもばれていないと思っていた彼は慌てて言い訳をします。

遊びであること、卒業後は地元に戻ってくるつもりであること、私が大学を卒業したら結婚する気であること。

 

どうせ年に数回しか会わない関係です。

別れても別れなくてもどうでもいいやと思った私は、そのまま彼との遠距離の関係を続けました。

ある日、再び彼女から連絡が来ます。

「早く別れてください」

もうこの状態で別れるとはどうすればいいのでしょうか。

彼と過ごす時間は彼女の方が圧倒的に多いはずです。

そしてどうやら彼女とは続いているようです(おそらく彼が地元に戻るまで続いた)。

大学生となり、新しい人間関係を築き始めた私には彼に執着する理由もありません。

「私はもう別れたと思ってます」と返信すると、慌てた彼から電話がかかってきます。

もう彼女とは別れたこと、彼女が一方的に自分に執着していること、地元に就職が決まったので帰ること。

私はもう別れたつもりであること、彼女と付き合うことに反対する理由はないこと、就職は好きにしてくださいと彼に告げました。

次の日、彼は慌てて地元に戻ってきて泣きながら別れたくないと言います。

そんないびつな関係は私が就職するまで続きます。

 

結局別れた理由は、私の卒業後すぐに結婚したかった彼と一度は就職してみたかった私の意見の相違です。

このとき結婚していたらどうなっていただろう、と思います。

彼の浮気に一生苦しんでいたかもしれません。

いつでも離れられる関係の内に浮気をされても別れればいいと思える私ですが、結婚という離れにくい関係で浮気をされると許せない気がします。

 

彼が私に執着した理由はいまだにわかりません。

彼とは今でも交流がありますが、私が結婚するまでは結婚しないと宣言しており、事実いまだに独身です。

いまだにあちこちで女性をつまみ食いしているようですが、私が結婚することを告げると、なんだかんだで自分たちはいつか結婚すると思ってたなどと寝言をいっていたのでそうとうやばい病に罹っているものと思われます。

 

随分過去の恋愛ですが、私の恋愛観に大きな影響を及ぼした出来事です。

私の結婚が遅かったのは私の性格によるものが大きいと思いますが、彼との7年間が影響を及ぼしたのも間違いないと思います。