MarryMe!Marry

わたしが既婚者になるまでの記録

彼とのこと(お見合い後5回目)

晴れて真剣交際となった私たち。

手くらいつないじゃうんでしょうか。

 

私は彼のために予定を空けておくことを止めたため、なかなかスケジュールが合いません。

時候の挨拶程度で、1カ月経ってしまいました。

 

彼より先にお仲人さんより連絡が来ます。

「真剣交際に変わってから、何か彼は変わった?」

あれから一度も会っていません、という私の返事にお仲人さんも固まります。

「お互い仕事も忙しいので」となぜか私が彼を庇います。

 

やっと次回の約束をしましたが、彼がインフルエンザになりそれも延期です。

これが自然消滅ってやつ?と頭によぎりましたが、彼が代替えの日程を出してくれたので、まだ会う気はあるようだなと思いなおします。

しかし約束の前日、急に仕事が入ったと連絡がありました。

マジで会う気あるのかよと負の感情が止まりません。

 

 

前回会ってから2カ月近くたったころ、やっと映画を見に行くことができました。

いつもは先に来ている彼がめずらしく来ていません。

ソファに座って待っていると、死神のような顔をした彼が近づいてきました。

冗談抜きで死神です。

 

どうしたのかと話を聞くと、仕事が変わり毎日午前様どころではない話を聞かされました。

今日(土曜の夕方)もいままで仕事をしていたとのこと。

おぉ。。。それはご愁傷様です。

急に仕事が入ったのはほんとだったのね、と反省。

人には厳しい私ですが、仕事で疲れている人を追い詰めるほど鬼ではありません。

心の底から今日はもういいから帰る?と提案しますが、映画を見て食事をしようと言うので、(今日は早く解散しよう)と心に決めます。

 

映画を見て食事をしていても、目の前にいるのは今にも死にそうな男。

この人、きっと不器用なんだろうなぁ。仕事とか断れないタイプなんだろうなぁ。

(私も仕事を断れないタイプ)

揚げ物を食べながら改めてぼんやり考えます。

まったく見た目はタイプではない、でも悪い人ではない。おそらく嘘はつかない。条件は当初の希望通り。果たして見た目は私の絶対条件か?ダサいのなんて後々なんとでもなるのでは?そもそも私は人の事を言えるのか(68kg)?

 

いつもはしゃべり倒す彼が静かなのでいつも考えられないことを考えることができました。

 

彼とのこと(3カ月経過)

婚活においては何かといわれる3カ月です。

 

さて、手すらつながずに3カ月経過してしまいました。

お互い予定が合わず、次回の約束もしていません。

そもそも予定の確認くらいしか連絡を取り合わない私たち。

次の約束なんてあるんでしょうか。

 

どんどんネガティブな方向に考えていたら恐れていた電話がかかってきました。

お仲人さんからの3カ月目の連絡です。

 

「そろそろ3カ月ですが、いかがですか?真剣交際にステータスを変えていいですか?」

わし、まだ真剣交際じゃなかったんだ。。。

そもそもどういう段階を踏めば真剣交際になるのかが分かっていません。

時がたてば自然と真剣交際になるんでしょうか、それとも自ら真剣交際します!と宣言するんでしょうか。

 

私は正直に答えました。

・3カ月で4~5回しか会っていないこと

・彼が私に興味を持ってなさそうなこと

・将来の話がまったくでないこと

・彼との結婚が想像できないこと

 

不良債権である私をなんとしても片付けたいお仲人さんは、きっと彼は奥手なのよ(でしょうね!)と私をなだめつつ、真剣交際にしていいわね?と念押しをします。

そもそも真剣交際とは何かと尋ねると、「他の方とお見合いをしない(申し込まない、申し込まれないようにする)状態」とのこと。

わし、まだ申し込んでよかったんだ。。。

いわゆる並行ってやつですね。

ということは、彼も並行している可能性もあるということ。

そうか、このなかなか会えない感じは並行してるってことですね?

(自分が3週間に1回しか会いたくないと言ったことは都合よく忘れる)

 

かわいさ余って憎さ百倍。

ダサいのに私を天秤に掛けるなんて言語道断。

アラフォーの乙女心は複雑です。

 

「彼が真剣交際にしたいと言えばしてやってください(死んでも私からは言いたくない!)」とあくまで上から伝えます。

そもそも私は彼本人から付き合ってともなんとも言われていないのです。

(いまだに言われていません)

「わかった!」

と電話が切れた後、私は考え込みました。

あれ?これ、もし彼が並行してるんだったら終わるパターンじゃない?と。

あくまで自分が選ばれる自信はないのです。

彼に真剣交際を迫ることで、彼が私を断り(仮想)もう一人のお相手を選ぶという妄想が止まりません。

そもそも決断力がない(とこの当時は思っていましたが、実はなんでも即決の男でした)彼のこと、決断を迫られたら後回しにできる方を選ぶに違いない!(攻撃的な被害妄想)

 

仕事の早いお仲人さんからはすぐにメールが来ました。

 

彼の相談所に確認したところ、

・彼は私と会ってから他のお申し込みがあっても断っていること(ほんとか~?)

・真剣に結婚を考えていること

・口下手でごめんなさい

 

・だから真剣交際に変えるわね!

とのこと。

 

 

 

これは後から聞いたのですが、彼の相談所は月1ペース(私と会うより多い)で面談(?)のようなものがあり、逐一状況を報告していたらしいのです。

 

実は他の申し込みがあっても断っているくだりはいまだに疑っているのですが、どうやら結婚を真剣に考えていたことは本当だったようです。

 

気になること(お金のこと、住む場所のことなど)があれば、どんどん聞くのよ!と言われたのですが、なかなか言い出せないよねーと思いつつ、4か月目に足を突っ込んだところで私たちは何の言葉もないまま(根に持つ)真剣交際へと進化したのでした。

 

元彼のこと①

私がお見合いをする前、お付き合いしていた男性の話です。

 

私にも少ないながらも恋愛経験があります。

彼は私が最初に就職して8カ月で辞めた会社の上司でした。

 

当時私は23歳、彼は29歳。

随分と大人に思えましたが、今の私よりはるかに年下ですね。

 

新卒で就職した私は、泣く子も逃げ出すほどの激務部署に配属され、午前様どころか家に帰らず連続勤務を週3回はこなす生活を送っていました。

彼と過ごす時間が自然と多くなり、何も分からない新入社員の私には頼りがいのある素敵な上司に見えました。

終電がなくなると家まで送ってくれたり、仕事が辛くて泣いていると追いかけてきてくれたり、些細なことが素敵に思えていつの間にか彼の事が好きになっていました。

 

そんな私の駄々漏れ空気を察したのか、先輩から「あの人は悪い男だからだめだよ」と言われたこともありました。

(悪い男の意味はこの後わかります)

 

あるプロジェクトの打ち上げで、休みの日に飲み会がありました。

私服勤務の会社のため、いつもはスーツの彼も飲み会の時はいつもと違う格好です。

・Tシャツ

・(ダサい)短パン

・セカンドバッグ

ビーサン

ダサい!スーツではわからなかったけどダサい!

特にセカンドバッグ!

 

しかし私の恋心はダサい彼を見て一層盛り上がったのです。

 

告白されたのは、休日に違うプロジェクトにヘルプに行ったときでした。

そのプロジェクトは彼と仲のいいリーダーが担当しており、仕事帰りリーダーにあいさつに来た彼が家まで送ってくれる途中、「一生懸命仕事を頑張ってるところが好きだ」と告白してくれました。

もちろん私もOK!

 

こうしてめでたくお付き合いすることになるのですが、この後すぐ激務だったプロジェクトは終わりを告げ、私たちは別々のプロジェクトに配属されました。

 

その配属先でこの仕事に向いていないことを痛感した私は、退職をすることに決めました。

まずそのことを彼に相談したところ、「他の場所に配属を変えてもらうからもう少しがんばれ」と私を説得します。

しかし私の期待していた言葉は「新しい仕事をがんばれ」だったのです。

仕事で追い詰められ、精神的な余裕がまったくなかった私は、この違いが決定的な違いに思えました。

別れる別れないを繰り返し、私の退職の日がやってきました。

(退職する直前まで、彼はあの手この手で退職させまいとしました)

退職事由に「男ともめて辛い」と書きたいところを一身上の都合とし、私は1年もたたずに会社を辞めました。

 

しばらく距離を置きたい(会社の事を思い出したくない)と連絡を取らないようにお願いし、1か月ほどしたころ、お世話になった先輩から彼が結婚したという話を聞きました。

(ちなみにまだ別れてない)

相手は仲のいいリーダーから紹介された、年上の看護師さん(妊娠2カ月)とのことでした。

彼は私と同時並行でその女性とお付き合いしており、彼女が妊娠したので結婚したのです。

ショックでしたが、落ち込むほどではありませんでした。

彼からはその後も連絡が来ましたが、返事はしませんでした。

会社を辞めたことで、素敵な上司フィルタが外れたんだと思います。

 

後日談として、彼が私の現在勤める会社に飛び込みで営業に来たことがあります。

そこで驚く彼に「ご結婚おめでとうございます」といったときは笑えました。

いやらしい私は薬指に指輪がないことを確認しましたが、別れたのか指輪をしていないだけなのかはわかりません。

 

私の数少ない恋愛の終わりは常に彼の浮気です。

彼には浮気は死だと言い聞かせていく所存です。

 

彼とのこと(お見合い後4回目)

私の提案で水族館です。

 

水族館、ベタですが適度に時間も潰れ寒くもなく暑くもなくデートには最適です。

 

手をつなぐチャンスは何度もありました。

水槽前の階段、薄暗い水槽の前、イルカショー。。。駐車場までの帰り道。

幾度となく私はサインを出したつもりでした。

屋外では寒いと言ってみたり、水槽の前でははぐれそうと言ってみたり、チャンスはいくらでもあったはずですが、結局手つなぎどころか指一本触れずに終わりました。

マジかよ。。。

 

やっぱり脈なし?興味なし?

食事をしながらずっとそのことを考えていました。

このままでは何も進まないんじゃないか、この人が私と会っている意味がわからない。。。

 

私は結婚をしてみたくてお見合いをしています。

結婚を決める期限は3カ月で、私たちが初めて会ったときからすでに3カ月です。

それなのにこの状態。

付き合うという話にもならず、結婚を意識する話もなければ、手すらつながない。

せめて真剣交際っていうのするんじゃないの?

 

お見合いは7年繰り返していますが、こんなに何度も会う人は初めてなのでここから先にどう進んでいいのかわかりません。

私から言えばいいの?

どうすればいいの?

ここで終わりなの?(時間の無駄だったじゃん!)

 

帰り道、ぐるぐると考え事をしていると「将来どこに住みたいか」という話を振られました。

私の条件は家が近い人です。

それは実家から遠く離れたくない、仕事を続けたいという思いがあるからです。

なので当然住みたい場所はいま住んでいるところの近くです。

「△△(駅名)くらい?」

「そうですね、そのくらいなら会社も通えますね」(常に敬語は崩さない)

。。。それは私が?あなたが?

△△駅は、私の家と職場と彼の職場の中間地点くらいで、私も彼も仕事には都合のいい場所です。

「××(駅名)あたりでもいいですよ」

××駅は、私の職場と家の中間くらいで、彼の職場は少し離れます(でも余裕で通勤範囲内)。

ってゆうか、いいですよってことはなんなの?

それは二人で住む話なの?私が(単独であっても)住みたい場所の話なの?

微妙すぎてわからん!!!!

 

結局なにもわからないまま、3カ月はあっという間に過ぎて行ったのでした。

 

 

 

 

出会った強烈な男性①

お見合いを7年もしていると強烈なキャラに出会うこともありました。

 

4つ年上の公務員の男性。

お申し込みをいただいたときは公務員としかわからなかったのですが、のちのち警察官だと分かりました。

 

私はがっちりした方が好きなので、警察官や消防士はテンションが上がるのですが、お仲人さんはなぜか警察官にはいい顔をしませんでした。

(警察官よ、やめとく?と聞かれる)

 

この警察官の方、7年の経験でもかなり強烈でした。

 

まず「はじめまして」の後、すぐお手洗いに向かう(手を拭かずに帰ってくる)。

店員さんを「おい!」と呼ぶ(私は店員さんに横柄な人が嫌)。

この時点でかなり私のテンションは低下です。

お会計の時、投げるようにお金を出す。

 

と、お見合いの最中から「お断りしよう」と気持ちが固まっていました。

彼は車、私は電車で来ていたのですが、なぜかホテルから目と鼻の先の駅まで送ってくださり、私は駅についてすぐお断りの電話をしました。

 

するとすぐにお仲人さんから折り返しがあり、「お相手はぜひとももう一度会いたいと言っている」と。。。

「無理です」

「相手のお仲人さんが、あの人があんなに気に入った人初めてだっておっしゃってるわよ」

「無理です」

「気難しい人らしいのにどうしてももう一度お会いしたいって」

「無理です」

「悪いところがあるなら直しますって」

「無理です」

 

とにかく無理です。

店員さんをあんな風に扱うなんて、結婚したら奥さんをあんな風に扱うんじゃないんですか。

無理ですよ。

何を気に入っていただけたかわかりませんが、とにかくお断りを続けました。

 

その後も1年ほど繰り返し「もう一度お会いできませんか」と打診がありましたが、お会いすることはありませんでした。

彼とのこと(お見合い後3回目)

3回目の外出は遠出でした。

 

3度目のデートで真剣交際(変な言葉)に進むかを決めるお見合いの世界。

2週間に一度、3週間に一度しか会わない私たちはこの時点ですでに最初のお見合いから2か月経過しており、3か月で成婚するか決めるお見合いの世界では、タイムリミットが近づいていました。

 

彼が車を出してくれて、片道2時間ほどの外出。

最初のころのような緊張は薄れてきました。

 

観光スポットへ行き、街歩きをしました。

噂に聞く3回目だし、なにかイベントが発生するのかと思えばそんなことはなく、私に合わせることなく彼は先を歩いて行ってしまいます。

 

このとき発見した点。

・彼は並ぶことが嫌いじゃない

 男の人はお店に並んだりすることが嫌いな人が多いと思うのですが、彼は並ぶことが嫌ではないようでした。

・時間の感覚が合う

 朝から会ったので夕食までは辛いなぁと思っていたら、夕方に解散。

 物足りなさを感じたものの、なんだか楽だと思いました。

 

食事と映画で時間を誤魔化していた私たちには、片道2時間は長い時間でした。

主にしゃべり始めるのは私。

話がツボにはまれば彼が延々としゃべります。

私は話すのが得意な方です。

一問一答方式から、会社のこと、私のこと、家族のこと。

彼がどんな話を笑うのか、笑った話を覚えておきます。

 

この時初めて私から「次はここに行きたいな」と提案してみました。

なんとなく断られない確信を持てたからです。

彼は私より先に歩いて行ってしまうし、手もつなごうとしないし、人の目を見て話さないけど、私に好意がないわけではなく、こういう人なんだなと思うことにしました。

 

おごり問題ですが、彼が車を出してくれた(=ガソリン、高速代)ので食事は私が持ちました。

車にかかったお金ってどうやって払えばいいんでしょうね。

 

おごり論争

お見合いで男性はお金を負担すべきか?

 

7年間のお見合いの歴史の中で、お見合いの場でお金を払ったことは1~2回だったと思います。

パターンはいろいろですが、男性が「いいですよ」といってくれるパターン、相談所が後から清算するのか、その場では払わないパターンが多かったでしょうか。

一応私は払う気持ちを持って財布を出します(そのためにお金を細かくしておく)。

受け取る方もいましたが、大半の方は「いいですよ」といってごちそうしてくれました。

相談所によって男性がおごることになっているところ、ワリカンになっているところさまざまらしいですね。

ちなみに私が最近お仲人さんに聞いたところ、「そりゃ男性のおごりよ!」とのことでした(そんなの初めて聞いたよ!)。

 

私と彼について言えば、初回のお茶は(確か)彼が出してくれましたが、その後は基本的にワリカンです。

大体は私が先におおよそ半額をレジに出すので、彼が残りを払ってお釣りを受け取る感じです。

あえて少なく出すのが嫌なので、私の方が多少多く払うこともあります。

(たまにお釣りを私にくれることもある)

 

私の感覚でいえば、おごりでないからお断り!ということはありません。

ありませんが、おごってもらえると「私はおごる価値がある女!」という気持ちになれるのは事実です。

「男の人がお金を使う=私のことを大切にしてくれている」みたいな図式が私の中にあり、自分にお金を使ってもらえると自尊心が満たされるのです。

 

お金を使いたくないわけではなく、自分の価値を確認したいのです。

 

男性は彼女におごりたくないけど、レジ前でお金を彼女から受け取るのはカッコ悪いから外に出てからお金を差し出してくれるのが嬉しいという意見を見たことがあります。

正直めんどくさ。。。と思いましたが、気になったので彼に「レジでお金出されるの嫌?」と聞いたことがあります。

彼はなんでそんなこと聞くのか本気でわからないという顔をしていたので、私がお金を出すことも、レジでお金のやり取りをすることもなにも考えていなかったようです。

私は最初からお金を出してしまいましたが、おそらく最初に出さなければずっとおごりだったかな、とも思います。

 

彼とはワリカン主義な私ですが、お見合いでお会いして2次面接に進んだ彼以外の方は、食事をごちそうしてくださいました。

あくまで私の考えですが、おごるかどうかがその後のお付き合いを左右することはないと思います。

むしろそんなことで断られるなら、女性は男性にお金以外で惹かれるところがなかったのでしょう。

もしくは目先のお金に左右されてその後の展開を想像できない女なんだな、と思いましょう。

ただし、女性に比較対象の男性がいた場合は話が違います。

比較対象の方と迷っているとき、些細なことがお付き合いの別れ道となることがあるかもしれません。

どっちの男性も同じくらい興味がある、選べない。差があるとしたらおごりかどうかか、という勝負になった時、おごらない男性を選ぶ女性は少ないと思います。

おごってくれる男性の方が自分の事をより気に入ってくれていると(きっと)思うと思うからです。

結論、男性は選ばれたいならおごっておけば間違いない、ということです。

 

今になって思うのは、彼の貯金はいずれ二人の貯金。

私におごっていたら貯金が減るので、自分の分は自分で出すからあなたは(私たちの)お金を貯めておいてね、と思います。